パーティーなどで乾杯の発声を頼まれた方へ
忘年会や送別会、結婚披露宴など、飲み会や食事会の席では必ず「乾杯」をします。友人レベルの気軽な集まりなら乾杯の発声は簡単です。
しかし一方で、会社の上役の人たちが大勢いる場や、知らない人がたくさんいる場など、改まったシチュエーションもあります。こんなときは、緊張して何を言うべきかわからなくなることはありませんか?
そこで、突然の乾杯の発声にスマートに応えられるように、簡潔なマニュアルを掲載します。
乾杯の発声は「乾杯!」と言えば済むものです。しかし、その前の話の流れがうまく噛み合わないと、ぐだぐだした締まりのないカッコ悪い感じになってしまいます。
そのため、これから全員の心が一致して気分が盛り上がる乾杯のために必要なことをお伝えします。3分あれば目を通してもらえるようになっていますので、ぜひご活用ください。
乾杯の発声の基本の進め方
乾杯は基本的に決まり文句が多いです。急いで知りたい人のために、5つのステップを先にまとめて書きます。
- 自己紹介で注目させる
- 声を出してもらうための準備を促す言葉
- 皆の願いを言葉にする
- 乾杯の発声
- お礼の言葉
勘がいい人はこれだけで出来ると思いますが、以下に一つずつ台詞を紹介します。
1.自己紹介で注目させる
「では皆さん、これから乾杯の音頭を取らせていただきたいと思います。私(わたくし)はただ今ご紹介にあずかりました○○と申します。突然のご指名に驚いておりますが、皆さんよろしくお願いします。」
【注意】ここで、みんながざわついたままの状態では、スマートな乾杯が出来ません。そのため、場が騒がしいときは少し待ちましょう。
2.声を出してもらうための準備を促す言葉
「それではこれから乾杯をいたしますので、皆さんご起立の上グラスをお持ちください」「私が乾杯と言いましたら声高らかにご唱和をお願いいたします」
3.皆の願いを言葉にする
結婚式の場合「〇〇さんと△△さんの末長い幸せを祈念して」
部署の決起集会「〇〇チームのプロフェクトの成功を願って」
スポーツなど「我々の勝利を願って」
送別会「〇〇さんのこれからますますの繁栄と活躍をお祈りして」
忘年会「今年一年お疲れさまでした。新しい年がさらにすばらしい一年になりますように」
わからないときは「ここにいる皆さんの発展と幸せを願って」でOKです。
4.乾杯の発声
「それでは、カンパーイ!!」
5.お礼の言葉
「皆さんありがとうございました」「ご着席ください」
まとめ
以上、乾杯の流れをお伝えしました。
乾杯の発声の一番難しいのはステップ3で、「その場にふさわしい乾杯の理由」を言葉にするところです。ここで言う言葉は、いちばん貴方のセンスが試される言葉となります。ぜひ適切な言葉を見つけてください。
そのポイントは、そこに集まる人々が「何の集団なのか」「何のための集まりなのか」によってだいたい決まってくるはずです。
対象になる方が特定される場合は、その方の明るい未来を願います。皆が主役の場合は全員の「幸せ」「成功」「健康」を願う言葉にすれば大丈夫です。
ネガティブな表現を使わないようにだけ注意しましょう。例えば、「別れる」「切れる」「倒れる」「つぶれる」などです。
少しスピーチが求められる場合は、対象になる人の思い出話や、その人の良いところ、好きなところ、または励ましの言葉などを話せばよいでしょう。
皆が主役の場合は、皆の目的について触れたり、貴方自身の思いや気持ちを述べてもよいでしょう。個別具体的な話を少し盛り込むことで、オリジナリティが出ます。
そのほかは決まり文句なので、一度目を通せば簡単です。それから、全体を見渡して全員が注目しているか、グラスを持っているかを確認することを意識してください。
ぜひ、大きな声で皆をリードするような発声をして、会を盛り上げてください。
会社の式典の司会を命じられた方へ
会社員をしていると、主だった担当業務以外の仕事を任されることがあります。その中のひとつに社内イベントや式典などの行事の司会を命じられることがあります。
司会の役目は普段の業務内容とはまったく違うため、日ごろ多くの人とコミュニケーションをとれる人でも緊張したり、大きな重圧を感じたりすると思います。
そこで、突然慣れない司会を任命された貴方の参考になりそうな、式典の司会原稿を掲載します。
式典とは、会社の何十周年記念を祝う行事や、新規のオフィスビルや支店などが完成したことを祝うものなどさまざまです。
司会進行をスムーズに行えるスキルは、会社で生きていくうえでとても役に立つものです。
あなたに司会を任せた上司に、適任者だったと思われるような司会をして、ぜひあなたの評価を上げてください。
60周年式典・懇親会司会原稿
・60周年記念を想定している
・社内、社外からの来賓を招いた式典
式典は企業により、さまざまなパターンがあります。ここでは参考のため、あらゆる内容を盛りだくさんに詰め込んでいます。
ぜひ参考にして自社の内容にアレンジしたうえで進行してください。
開式の挨拶
皆様、本日はお忙しい中、お越しいただきまして、誠にありがとうございます。定刻になりましたので、株式会社○○創立60周年記念式典および懇親会を始めさせていただきます。
私(わたくし)は、本日の司会を務めさせて頂きます、○○と申します。よろしくお願いいたします。
ご来賓の紹介
始まりにあたり、日ごろからお世話になっておりますご来賓の皆さまをご紹介させていただきます。
監査役の○○○○様でございます。続きまして、監査役公認会計士の○○○○様、税理士の○○○○様、○○コーポレーション株式会社 代表取締役社長の○○○○様、同じく○○コーポレーション株式会社 取締役製造部長の○○○○様、○○株式会社 総経理の○○○○様、同じく○○株式会社 副総経理の○○○○様、同じく○○株式会社 営業統括部長の○○○○様です。
以上、ご来賓の皆さまのご紹介でした。(拍手)
主催者代表の挨拶・60周年事業計画発表
本日は第一部が60周年式典、第二部は懇親会とさせていただく予定でございます。ではここで、当社株式会社○○代表取締役社長○○○○より、ご挨拶させていただきます。
(挨拶終わって)ありがとうございます(拍手に対して)
引き続き社長○○より、60周年事業計画の発表です。(発表終わって)以上、事業計画の発表でした。
永年勤続者表彰
ここで長年にわたり勤務された方々の表彰を行います。対象者は8名いらっしゃいます。名前を呼ばれた方は前にお進みください。
まず、勤続30年の資材部資材課○○○○さん前へどうぞ。続いて勤続20年の方です。
○○支店営業○○○○さん、サービス課○○係○○○○さん、製造一課○○係○○○○さん、製造二課○○係○○○○さん、○○支店業務○○○○さん。続いて勤続10年の○○支店営業○○○○さん、勤続3年の業務部業務課の○○○○さん。以上の方々です。
○○社長より表彰状と記念品が授与されます。(授与終わって)以上、勤続表彰でした。おめでとうございます。(拍手)
永年勤続表彰者代表謝辞
それでは、勤続表彰者を代表して、勤続30年の○○○○さんより挨拶をお願いいたします。(挨拶終わって)ありがとうございました。(拍手)
コーポレートメッセージ(スローガン)の発表と表彰
続いて、創立60周年の節目にあたり、社員全員に新たなコーポレートメッセージを募りました。
その発表と、選ばれたコーポレートメッセージの発案者の表彰を行います。
発表と表彰は○○常務からお願いいたします。(発表と表彰終わって)ありがとうございました。
第一部は以上でございます。皆さまありがとうございました。これより約20分の休憩をはさみまして、第二部の懇親会をはじめさせていただきます。
ご来賓代表のご挨拶
大変お待たせ致しました。第二部の開始にあたり、弊社監査役で公認会計士の○○○○先生からお言葉を頂戴したいと存じます。
それでは、○○様、よろしくお願いいたします。(ご挨拶 終わって)ありがとうございました。
乾杯
続きまして、乾杯をいたしたいと存じます。皆様、ご用意をお願いいたします。
(注ぎ終わったのを確認して)乾杯のご発声を、○○○○工場長にお願いいたします。(着席の場合は)皆さまご起立の上お手元のグラスを手にご準備をお願いいたします。
(乾杯終わって)ありがとうございました。皆さまどうぞご着席ください。
誠にささやかではございますが、ごゆっくりご歓談いただきますようお願い申し上げます。
ビンゴゲーム
ご歓談中の皆さま、ここでビンゴケームを行いますのでご参加ください。まず景品をご覧いただきます。
28名分の景品が用意されていまして、特賞は5万円の旅行券です。
ビンゴカードはお手元に行きわたっていますか。ではボタンを押すのは○○○○副社長にお願いします。
縦横斜め、いずれかの数字がそろいましたらビンゴです。皆さんご用意はよろしいですか。
それでは○○副社長よろしくお願いいたします。(ビンゴゲーム終わって)以上、ビンゴゲームでお楽しみいただきました。当たった皆さんおめでとうございます。(拍手)
カラオケ大会
ここからは部署の代表者7名によるカラオケの披露です。後ほどお一人の方が社長賞に選ばれますので、皆さん自分の部署の方を応援してください。
ではトップバッターは○○課の○○○○さんです。(全員のカラオケ終わって)ありがとうございました。
ではここで社長賞の発表です。○○社長よろしくおねがいします。(発表とプレゼント授与終わって)○○さんと、そして同じ部署の皆さんおめでとうございます。(拍手)
中締め
ではここで中締めといたしまして、三本締めを行います。総務部の○○○○部長よろしくお願いします。(3本締め終わって)ありがとうございました。
閉会
ご歓談中のところ誠に恐縮ではございますが、予定のお時間がまいりました。
これをもちまして株式会社○○創立60周年式典と懇親会をおひらきとさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。
お帰りの際は受付にて記念品をお受け取りください。また、直行バスに乗られる方は○時出発ですのでお乗り遅れのないようご注意ください。
お忘れ物などございませんよう今一度お手荷物のご確認をお願いします。
以上が、記念式典の原稿です。
第一部は来賓の方がいるため、社長をはじめとする主催企業の方々は敬称なしで表記しています。
また、第二部の懇親会は社員がメインのため、主催企業側も敬称ありでの紹介にしています。
日常の業務の際と同じように来賓への案内の際は、主催企業側の人は「敬称なし」が基本です。
細かいところはぜひ上司や担当者に確認をして対応してください。
式典司会マニュアル原稿PDF版(無料)
上記に記載の原稿をダウンロードできます。転載や複製は禁止でお願いします。
結婚披露宴の多くは、プロの司会者が担当しています。しかし、司会というのは一般の人でもコツさえ分かれば出来るものです。
では、短期間でスマートな司会を行うためには何が必要でしょう?それはまず「何を言えばよいか」という基本を押さえることです。
漏れなく、スムーズにパーティーを仕切るためには全体像の把握が大切です。
結婚披露宴の司会の基本
そこでプロがやっている進め方を台本にしたものを掲載します。原稿に目を通して、貴方の友人の行う進行内容に当てはまるものをチョイスして、貴方の司会原稿を作成してください。
パーティの司会は誰にでもお願いできることではありません。しかし、貴方が複数の友人の中から選ばれ頼まれたということは、その友人から信頼されていると思って間違いありません。
緊張されるかもしれませんが原稿を準備し、繰り返し練習して自分らしい司会をつとめてください。
司会の原稿に目を通す
いろんな進行パターンがあると思いますが、ベーシックなパターンで掲載します。まずは、目を通してください。
そして、先方の進行内容に照らし合わせて、必要とされる部分をアレンジするなどして参考にしてください。
また、原稿を記載したPDFをこの記事の最後でダウンロードできます。よければ活用してください。
結婚披露宴 原稿
- 媒酌人なし
- お色直し1回のパターン
迎賓(列席者が会場内に入ってくる)
本日は、ご両家ご列席の皆様、誠におめでとうございます。テーブルの上にございますお席札をご確認の上、どうぞご着席ください。
なお、椅子の上にございますご両家からの記念品は恐れ入りますが、お膝元にお納めいただきお席にお座りください。
ただいま新郎新婦お二人はご入場のお支度中でございます。ウェルカムドリンクをお飲みいただきながら今しばらくおくつろぎください。
新郎新婦入場
皆さま、お待たせいたしました。本日は誠におめでとうございます。お二人のお支度が整われたようでございます。
お姿がご覧いただけましたら、盛大な祝福の拍手でお迎えください。ではご入場口にご注目ください。
ただいまより、新郎新婦ご入場です。(ドアオープン二人の姿が見えたところで)盛大な祝福でお迎えください。
(新郎新婦高砂到着)メインテーブルにお揃いになったところで、今一度あたたかい拍手をお送りください。
開宴の挨拶
本日は、新郎新婦様ならびにご両家ご列席の皆さま、誠におめでとうございます。
さわやかな風が心地よい春(できれば季節の挨拶などを少し入れるとよい)。新しいご夫婦が誕生いたしました。
令和○○年○○月○○日、ただ今より新郎○○○○様、新婦○○○○様のご結婚披露宴の開宴です。
なお、本日司会をつとめさせていただきます私は、新郎の高校時代の友人の○○○○と申します。
皆さまのお力添えをいただきまして、楽しく和やかに進めてまいりたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。(一礼)
ウェルカムスピーチ
では始まりにあたり、新郎新婦よりご挨拶がございます。二人を代表して新郎よりウェルカムスピーチがございます。(ウェルカムスピーチ終わる)
主賓挨拶
ここで、ご来賓の皆様を代表してご祝辞を賜ります。
まず、新郎様側のお客様を代表して、新郎様のご勤務先の株式会社○○○代表取締役社長でいらっしゃいます○○○○様よりお祝いのお言葉をいただきます。拍手でお迎えくださいませ。(拍手)(新郎側祝辞終了)ありがとうございました。(拍手)
続きまして、新婦様側のお客様を代表して、新婦様の○○学校時代の恩師でいらっしゃいます○○○○様からご祝辞がございます。どうぞ拍手でお迎えください。(拍手)(新婦側祝辞終了)ありがとうございました。(拍手)
ケーキ入刀
ここで、新郎新婦様お二人には、信頼のお気持ちを確かめあっていただきます。
ウェディングケーキご入刀へとご案内申し上げます。カメラ、ビデオをお持ちの方はケーキ台の前へとお進みいただきましてご撮影ください。
お二人、心をひとつに…ただ今ウェディングケーキご入刀です!(拍手…しばらく入刀のまま写真撮影)
ファーストバイト(ケーキの食べさせ合い)
それではお二人にはここでファーストバイト…食べさせ合いっこをしていただきましょう。
まずは新郎から新婦へお願いします。せーの。どうぞ~!おめでとうございます。続いて新婦から新郎へ愛情をこめて届けていただきましょう。どうぞ~!
(メインテーブルに着席の直前)仲良くご入刀、ファーストバイトをご披露いただきました。
素敵なお二人に今一度あたたかな拍手をお送りください。(新郎新婦着席)
【注意】ケーキをすくうのに手間取っていないか新郎新婦の動きを見ながら進めてください。
原稿にかじりついていると周囲の状況が見れなくなるので極力人の動きを見るようにしましょう。
ケーキの食べさせ合いは実況中継するように、見たままを話せば大丈夫です。
また、新郎の顔いっぱいにケーキのクリームが付いてしまうことがありますので、アドリブを入れながら新郎が整うのを待つと良いでしょう。
乾杯
(乾杯の飲み物が全員に注がれてから)お慶びのお二人を乾杯でお祝いいたします。
乾杯のご発声は新郎のご上司でいらっしゃいます○○株式会社○○部マネージャーの○○○○様にお願しております。拍手でお迎えください。なお、乾杯の前にお祝いのお言葉を頂戴いたします。
(祝辞が終わったところで)皆さま、ご起立の上、お手元のグラスを手にご準備くださいませ。
(発声者「乾杯!!」)おめでとうございます!!(もっとも華やかな瞬間ですので大きな声でお祝いしてください)(拍手が鳴りやんだところで)皆さまどうぞご着席ください。
お食事開始
ただ今より本日のご結婚披露宴は祝宴でございます。お食事・ご歓談でごゆっくりとお過ごしください。
よろしければ、新郎新婦のお近くにお越しいただき、お話や写真撮影などご自由にお楽しみください。
友人代表スピーチ
お食事ご歓談中ではございますが、引き続いてご列席のお客様からスピーチをいただきます。
新郎(新婦)様のご友人の○○様です。どうぞよろしくお願いいたします。(友人前へ)拍手でお迎えください。(祝辞終了)ありがとうございました。
お色直し退場(新婦)
皆さまにご案内申し上げます。本日新婦○○さんは挙式・ご披露宴とウェディンドレスのお姿をご披露いただいておりますが、本日はお衣装でもいろんな慶びのお気持を表現していただけるようです。
新婦ここでお色直しのため、しばらく中座させていただきます。
ご退席にあたり新婦様がぜひエスコート役をお願いしたいという方がいらっしゃいます。
ここでご登場いただきましょう…その方は新婦様のお母様です。皆さまお母様を拍手でお迎えください。(新婦と新婦母しばらく写真撮影)それでは仲良くお進みください。(歩き始める)
こうして、お母様と手をつないで歩かれるのも久しぶりのことではないでしょうか。この手のぬくもりも素敵な想い出のひとつとなることでしょう。(扉口前で)そして皆さまへご一礼のご挨拶です。(新婦と新婦母退場)
お色直し退場(新郎)
さて皆さま、ここで新郎のご退場です。新郎がぜひ一緒にお歩きになりたい方がいらっしゃいます。
それは弟さんの○○さんです。弟さん、ぜひお兄さんの元にお越しください。(写真撮影)では、ご退場です。拍手でお送りください。(歩き始める)(扉口前で)そして皆さまへご一礼のご挨拶です。
【注意】新郎退場は続けて行う場合、時間をおいて退場の場合がある。
また、新郎退場は新婦同様誰かと一緒に退場の場合もあり、一人で退場の場合もあり。
祝電披露(お祝いの電報を読み上げる)
ここで、私の手元にはご祝電が届いておりますのでご紹介させていただきます。
なお、読み上げます順番は順不同とさせていただくことをご了承ください。(祝電を順に読み上げる)以上のご祝電にもあたたかな拍手をお添えくださいませ。
プロフィールムービー上映
皆さまにご案内いたします。ここでお二人の生立ちムービーを上映いたします。スクリーンにご注目くださいませ。
(上映※映像の終わりはあらかじめ確認しておくこと)お二人の思い出のアルバムをご覧いただきました。引き続きご歓談でお過ごしください。
お色直し入場
ご歓談中の皆さまにご案内申し上げます。新郎新婦様の装いが整われたようです。新郎新婦ご入場です。
【参考】以下、4パターンの入場を記載します。様々な演出がありますのでアレンジして案内してください。
①キャンドルサービス
なお、これよりご入場後お二人は皆さまのテーブルに進まれ、誓いの炎を灯されます。
どうぞあたたかい祝福でお迎えください。(各テーブルに点火後、メインキャンドルに点火の直前)二人が出会い、心を見つめ合い今日からは同じ夢を描いていきます。
この炎に誓いを込め、メインキャンドルご点火です。おめでとうございます。
②バルーンスパーク
新郎新婦様ご入場です。これよりお二人は皆さまのテーブルに浮かんでいますバルーンを仲良くスパークしながらお進みになります。
盛大にお祝いください。(各テーブルスパーク後、メインのバルーン前に来た時)皆さま、こちらの大きなバルーンにご注目ください。お二人心をひとつにスパークです。(メインスパーク)おめでとうございます。
③各卓写真
新郎新婦様ご入場です。これよりお二人は皆様のテーブルへと進まれ、お写真撮影をさせていただきます。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。(順に各テーブルで写真撮影)
④ビール&おつまみサーブ
新郎新婦様ご入場です。ここで新郎様にはビールサーバーを担いでいただきまして皆様に注ぎたての生ビールのサービスです。
新婦様からはおつまみのサービスがございます。どうぞお楽しみくださいませ。
メインテーブル到着
(メインテーブルに揃ったところで)装いも新たにお揃いになりましたお二人に盛大な拍手をお送りください。
子供から花束プレゼント
続いては、かわいいお客様よりお二人に花束のプレゼントです。○○君、○○ちゃんどうぞ!
(子供登場プレゼント渡す)それじゃあ、一緒にお写真撮りましょうね。(写真撮影)○○君、○○ちゃんどうもありがとう。皆様お子さん達に大きな拍手をお送りください。
余興
それでは引き続き、皆様からのお祝いのお気持ちをいただきます。
新郎様の高校時代のご友人から余興のご披露をいただけるようです。では扉口からご登場いだたきましょう。どうぞ!(余興スタート)
(余興終わったら)ありがとうございました。お祝いのお気持ちいっぱいに歌とダンスのご披露をいただきました。
ご友人の○○様、○○様、○○様でした。皆様今一度大きな拍手をお送りください。
新婦の手紙
本日、新郎新婦様は皆様に感謝の気持ちを伝えたいと今日の一日をお考えになりました。
お二人の思いは皆様に届いたことと確信いたします。そしてお二人のご両親に寄せる思いもまた深く、あついものです。
それではここでご両親へ感謝の気持ちを込め、花束(記念品)の贈呈です。
なお、新婦○○さんは今日のこの一日を迎えるにあたり、一通のお手紙をお書きになりました。ここで新婦みずからお読みいただきます。(お手紙を最後まで読み終わるのをしっかり確認する)
花束・記念品贈呈
(新郎新婦、花束を持って両親の元へ歩き始める)思い出を心に浮かべるとき、そこには人の笑顔が浮かんでくるような気がします。
家族の笑顔の中に今日までのたくさんの大切な思い出があります。そして今日からは二人で新しい思い出を描いていきます。
産んでくれて育ててくれてありがとう。すべての気持ちを込めこの花を贈ります。お父さん、お母さん、今日まで本当にありがとうございました。どうぞお渡しください。
(花束を渡し、新郎新婦とご両親が横一列に並んだタイミングで)ただいまここに、二つのご家族の心がひとつになり、大きなご家族が誕生いたしました。ご結婚誠におめでとうございます。(拍手)
両家代表謝辞・新郎謝辞
それではここで、ご両家を代表して新郎様のお父様の○○様よりご挨拶がございます。
(新郎父の謝辞)それでは本日の結びに新郎○○さんよりお礼のご挨拶がございます。(新郎の謝辞)
おひらき宣言(締めの案内)
本日ここに、新しいご夫婦の誕生を迎えました。このお慶びの日を、ご一緒にお過ごしいただきましたことを、心から感謝申し上げます。
それでは、新郎新婦様のご多幸と、ご両家のご繁栄、並びにご列席の皆様方のご健康を心よりお祈り申し上げ、本日のご結婚披露宴めでたくおひらきとさせていただきます。誠におめでとうございます。
では新郎新婦おふたり、未来への旅立ちでございます。盛大な祝福でお送りください。(新郎新婦退場)
エンドロールムービー上映
皆さま本日はたくさんのお祝いのお気持ちをいただき誠にありがとうございました。
それではここでエンドロールを上映いたします。スクリーンをご覧ください。(上映終わる)エンドロールをご覧いただきました。
お二人と親御様のお見送りの準備が整いましたら皆さまをご案内いたします。いましばらくお待ちください。
送賓(ゲストが披露宴会場を出る際の案内)
本日のご披露宴、不慣れな私ではありましたが、皆さまのご協力のお陰で無事におひらきを迎えることができました。
二人の記念の一日にこのように関われましたことを友人として大変光栄に思います。本日は誠におめでとうございます。ありがとうございました。
新郎新婦と親御様のお見送りのお支度が整ったようです。
お手回り品のご確認をいただきました皆さまより、どうぞおひらき口へとお進みください。
お二人からのギフトがございますのでお受け取りください。(必要があれば駐車券の案内、二次会の案内など)
以上が原稿です。
披露宴は1件1件がオリジナルです。上記の原稿はあくまでも一例です。
よく打合せをして要望を確認し、先方の意向に沿った形で進行してください。
当日のふさわしい服装と持ち物
当日の服装は、普通に招待されたときと同じで大丈夫です。男性ならスーツや礼服です。そして女性なら着物やワンピースやスーツです。
しかし、もし司会者っぽくしようと思うなら、男性はタキシードに蝶ネクタイがおすすめです。
また、女性でしたら、ワンピースにジャケットを合わせた露出の少ない服装が司会者っぽい雰囲気になります。
それから持ち物は筆記用具と、進行表や資料をはさむバインダーがあれば便利です。
司会のときは遠くも近くも見なければならないので、視力が気になるひとは、対応したメガネなどを準備しましょう。
また、当日司会台の上にハンカチや喉スプレーなどを置いておくとよいでしょう。
もっとも注意すべきこと3つ
1.使ってはいけない言葉がある
日本には古くから言霊思想があります。言葉には魂が宿ると信じられてきたため、お祝いの場所である結婚披露宴ではネガティブなことを想起させる言葉を排除します。
例えば「切れる」「別れる」「離れる」「無くす」「消える」などです。
さらに、再婚のイメージにつながるような「もう一度」「再び」「もどる」「引き返す」などもNGです。
「席にお戻りください」と言うときは「席にお進みください」と前向きな言い方に置き換えましょう。
また、「ますます」「どんどん」などの重ねことばも基本的にはNGです。もし、使用したくなるときは「より一層」などと表現するとよいです。
2.進行内容を飛ばさない
パーティーが友人主催のものではなく、新郎新婦が主催でホテルや結婚式場で行われる場合は、ひとつひとつの進行に対して、毎回スタッフの方から合図または声掛けがあります。
基本は「次に何を行うか」を案内することです。そして、ひとつひとつを確実に終わらせたら次に進みます。
終わっていないのに先に進めないように注意してください。
3.名前と肩書を間違えない
スピーチや乾杯で登場される列席者を紹介する際は、その方の「名前」「勤務先」「肩書き」などを正確にアナウンスしてください。
特に「やまさき様」と「やまざき様」など濁点の有り無しもきちんと確認しましょう。
また、あなたが新郎新婦どちらかの友人の場合は、相手の方の名前を間違えないようにしましょう。
「みえこさん」と「えみこさん」、「たかひろさん」と「ひろたかさん」など間違いやすい名前がありますので気を付けてください。
緊張のあまり、ふいに分からなくなってしまったときなどは、無難に「新婦さん」と呼べば大丈夫です。
余裕はないかもしれませんが極力、新郎新婦や皆さんの動きをよく見ながら案内してください。
友人ならざっくばらんなアドリブも入れられますので、ぜひ楽しみながら進行してください。
司会マニュアルPDFダウンロード(全6ページ無料)
上記の司会原稿をそのままPDFで見ることができますのでご活用ください。なお、個人的な使用にとどめていただき、転載や複製は禁止でお願いします。
結婚披露宴進行表Excelダウンロード(無料)
進行表のフォーマットです。ご自身に合わせてカスタマイズしてご利用ください。