劇団朋友のお芝居を観てきました。小さなコーラスグループのメンバー達のお話です。コーラスの練習の合間に飛び出す話は定年を迎えた夫の話。
登場する三人の定年した男性の厄介な感じが非常にリアルでした。生活の細々したことが何もできない男性。妻に誘われたコーラスサークルに素直に入りたがらない男性。サークルの仲間達に対して東大卒の元大蔵省勤務と偽っている男性。
カッコつけでプライドが高く生活のことは妻任せ。こんな男性は正直面倒くさいが実際、多いのだろうと思います。
女性はといえばそんな夫に振り回されたり文句ばかり言っていたり寂しがっていたりするものの自分の楽しみは自分で見つけてそれなりに毎日を楽しんでいる。
中でもいちばん生き生きとしている女性は、熟年離婚した女性でした!文句を言いながら我慢する人生に見切りをつけた人は輝いています。
肩書きを失った男性の惨めな感じとのコントラストが印象的です。
すったもんだあったコーラスグループも最後は一致団結で素晴らしいハーモニーを奏でていました。合唱は男声・女声両方が合わさることで厚みも深みも増しますね。
happy endのお芝居でした。貴方の今日がhappyでありますように。